【挙式スタイルを決める】和婚が希望なら神前式でおごそかに

お元気ですか？　苺です！

苺（いちご）と書いて苺（まい）と読みます。

 

神に夫婦になることを報告し、誓いあうのが神前挙式です。

神社ならどこでもできるわけではありませんが、結婚式場を併設している神社はたくさんあります。

ホテルや専門式場では館内にある神殿でおこなえるので、お手軽です。

 

 

神社での結婚式は昔からポピュラーだと思われがちですが、大正天皇の婚礼の儀が初めての神前式なんです。

ポピュラーになったのは第二次世界大戦後、それまでは自宅で式をあげるのが普通でした。

 

神前式の式次第

席次

 

 

入場

新郎新婦・媒酌人夫妻・両親・親族の順に入場し、席につきます。

 

修祓(しゅうばつ)の儀

斎主(さいしゅ)が入場したら列席者は起立し、斎主とともに神座に一礼。

斎主は列席者の方をむいて、清めのおはらいをします。

斎主(さいしゅ)とは、いわゆる神主のこと

 

祝詞奏上(のりとそうじょう)

斎主は神前にふたりの結婚を報告し、祝詞(のりと)を読み上げます。

 

三献(さんこん)の儀

三三九度の盃(さかずき)をあげます。

 

巫女(みこ)が杯に注いだ御神酒(おみき)を、新郎新婦が交互に三口に分けて飲みます。

小杯：新郎➡新婦➡新郎

中杯：新婦➡新郎➡新婦

大杯：新郎➡新婦➡新郎の順。

飲めなければ、口をつけるだけでも大丈夫です。

 

誓詞奏上(せいしそうじょう)

新郎新婦は神前に進んで一礼し、新郎が結婚を誓う誓詞(せいし)を読み上げます。

最後に新郎➡新婦の順で自分の名前を名乗ります。

 

玉串奉奠(たまぐしほうてん)

新郎新婦が玉串案に玉串をささげます。

玉串とは神に敬意をあらわし、神のおかげを受けるために心を込めてささげる榊(さかき)の枝のことです。

 

 

指輪の交換

もともと神前式に指輪交換の儀式はありませんが、希望すれば玉串奉奠の前後でおこなうことが出来ます。

 

親族杯の儀

列席者全員の盃に御神酒(おみき)が注がれます。

これを巫女の合図で、三口で飲み干します。

 

祝詞(のりと)➡退場

斎主が祝詞(のりと)をのべたあと、全員が起立して神前に礼拝。

斎主➡新郎・新婦➡媒酌人夫婦➡両親➡親族の順に退場します。

 

神前式Q&A

 

 

あります(⌒∇⌒)

 

花嫁御寮(はなよめごりょう)

花嫁道中ともいいます。

もともとは結婚式が自宅でおこなわれていた時の行程です。

花嫁が実家で身支度を整えたあと、花嫁側の親族とともに行列をなして嫁ぎ先へ向かうようすをさします。

実家を出る前には「育ててくださってありがとう」の親への感謝のことばがあったでしょうし、行列では近所の人や通りがかりの人からも祝福をうけることができました。

今は花嫁衣裳での自宅の行き来はありませんので、神社の衣裳部屋から神殿への移動に行列を仕立てることが可能です。

どの神社でも可能というわけではありませんので、確認する必要はあります。

 

 

 

有名神社で挙式したい

 

でも有名神社ってどこでしょう？

 

伊勢神宮で挙式できますか？

厳密にはできませんが、できます。

 

伊勢神宮には内宮と外宮がありますが、外宮は食べ物の神様ですので、ここでは内宮の話に限らせていただきます。

内宮の神様は天照大御神(あまてらすおおみかみ)ですが、内宮で結婚式をあげることはできません。

ですが結婚の報告と感謝をささげ、御神徳(ごしんとく)をさずかることはできるのです。

 

伊勢神宮の敷地内には白無垢やウェディングドレスで入ることができません。

ですので一番近い猿田彦神社で挙式をおこないます。

下の地図で場所を確認してみましょう。

猿田彦神社は内宮の北側１キロほどの距離にあります。

 

 

猿田彦神社で挙式をおこない、内宮の鳥居前で記念撮影をします。(鳥居の外なら撮影OK)

そのあと服を着替えて内宮へ。(服装はスーツや着物でOK)

内宮で結婚の報告をお願いすると…祈祷と巫女さんの神楽奉納をしてくれます。

とても厳かな(おごそかな)雰囲気です。

ただし貸し切りはなく、一般参拝者と一緒におこなわれます。

 

 

靖国神社は挙式できますか？

明治天皇により建てられた皇室由来の神社ですので、制限が多いイメージがありますが、なかなかどうしてステキな式があげられますよ。

• ふだんは国賓しか入れない特別室「到着殿」で身支度ができます。
• 靖国神社の結婚式は１日１組です。厳かな(おごそかな)雰囲気の中で約40分の挙式ができます。