お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
来た人からくじを引いてもらって、くじに書いてある席にすわってもらうってのはどう?
楽しそうじゃん!
やめて!やめて!それは絶対にやめよう!
杏ちゃん、ちょっと危険ですね…(^▽^;)
席次を決める手順
披露宴への出欠の返信がそろい、出席者が確定したら、席次を決めます。
が!本来たくさんの人が集まる場所での席次は、ある程度きまりがあります。
まずは、家族単位での披露宴を考えていきます
どんなに出席者が少なくても、お色直しやケーキカット・キャンドルサービスなど、あきらめる必要はありません。
仕事関係・友人を招待する多人数の披露宴の場合は、家族は末席(下座)に位置します。
両親は、新郎新婦に一番遠いところにすわってますよね?
でも家族のみになると、親等数が少ない(血が濃い)ほど上座になります。
上の図は絶対にいとこまで招待しなければいけないという事ではないですよ。
それぞれの家庭にそれぞれの親族との付き合い方があるので、それぞれのパターンもあるでしょう。
大切なのは、まず新郎新婦になる二人が話し合って、必要なら両親のアドバイスも聞き入れる…という事です。
親族同士に面識がなくても、両家それぞれ別々に出席者を決めるのは一番良くありません。
これから先何度も顔をあわす人たちですので。
新郎側と新婦側とで人数がちがうこともあるでしょうが、上座からつめてすわってもらいましょう。
新郎のきょうだいの前に新婦のおじさんがいたってイイんです。
目の悪いおばあさんを一番上座にしたり、要介護のおじいさんを世話役の母のとなりにしてもイイんです。
そこは「きまり」よりも「思いやり」を優先して決めましょう。
ただし席次で特別な場合がでた時は、相手側にしっかり伝えておくことも大切です。
「あの人はどうしてあんな上座にすわってるの?」と思われることのないように。
ちゃんとした説明も「思いやり」ですよ。
ところで、じゃあ新郎新婦の立ち位置は、右と左のどっち?ってなりませんか?
これ決まっているんです。
新郎新婦の立ち位置
そういえば、向かって左が新郎で右が新婦だょね!
杏ちゃん、そのとおり!
その由来は諸説ありますが…
戦が繰り返されていた昔、男性(花婿)は女性(花嫁)をうばいあって、獲得していました。
そのため花婿はつねに花嫁を守らなければなりません。
右手に剣や鉾(ほこ)を持ち、左手に盾(たて)を持っていて、その盾(たて)で花嫁をまもっていたのです。
右手は闘うために常に開けておく、左手は盾(たて)を持つため男性(花婿)は女性(花嫁)の右側に立つ必要があったのです。
いつも守ってくれるなんて、うらやましい時代ですね。
じゃあ花嫁の左側は?危険がいっぱいじゃん!
いえいえ花嫁の左側は…左手薬指の結婚指輪が守ってくれているんです💕
多人数の披露宴での席次
「席次は何度も確認して、失礼のないように気をつける」
につきます(^▽^;)
席次の決まりごとは、慣習的なことも多いので親にも相談しましょう。
挙式は血縁が近い順に上席になりますが、披露宴では逆で、両親・親族は下席(下座)につきます。
披露宴では、新郎新婦に近いテーブルが上席(上座)になります。
上席から主賓・上司や恩師・先輩・同僚・友人・親族・家族という順で席次を決めます。
会社関係者の席次で迷うことがあれば、上司に相談してもイイでしょう。
また新郎側と新婦側で別々に席次を決めないように。
一緒に打ち合わせをしながら考えましょう。
失礼がないように、なんども確認して決定します。
招待客が楽しめるように
席次の順位も大切ですが、知人同士を同じテーブルにして会話がはずむようにしたり、初対面でも年齢や立場が近い人を同じテーブルにして話しやすくしたりといった配慮も必要です。
子ども連れの人は、本人の了承を得たうえで、入り口付近のテーブルにして、席をはずしやすいようにすることも大切です。
最近では、主賓と両親の席が上席を下席できちんと押さえてあれば、あとは比較的自由に決めていいという風潮もあります。
招待客が披露宴を楽しめるように、肩書にかたよりすぎない席次を考えましょう。
席次表の肩書は招待客の紹介になる
席次表は、招待客に席の場所を伝えるだけでなく、のっている名前や肩書から、ほかの招待客に対して、どのような人なのかを紹介する役割があります。
主賓の肩書は、会社名を略さず、部署名や役職を入れるなど、正確に表記します。
友人につける肩書は、工夫したものにするのもよいでしょう。
初対面同士でも、会話の糸口になるような、アイディアを考えましょう。
仲の悪い親族同士の席はどうする?
仲が悪くでも、披露宴のような場でケンカなどしないはず…という思い込みはよくありません。
お酒が入ってしまうと、トラブルがおこりがちです。
丸テーブルなら別のテーブルへ、長テーブルでも会話をしない程度に席を離しましょう。
こういった配慮をするためにも、席次は親にも相談してみましょう。