お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
教会で式あげた~い!
お父さんとバージンロード歩きた~い!
教会式の結婚式はここ数年、一番人気です。
はなやかなウェディングドレスやロマンティックなイメージから、挙式を希望する人が増えました。
ですが神聖な祈りの場という考え方から、きびしい制限がある教会もあります。
教会式とは
キリスト教にも宗派がある
教会式結婚式といえば、キリスト教での挙式になりますが、キリスト教にも宗派があることをご存知でしょうか?
「カトリック」と「プロテスタント」です。
世界史の時間に聞いたような…
一般的な挙式はプロテスタント
カトリックは原則として信者以外の挙式を認めていないので、日本でのキリスト教式のほとんどはプロテスタントによるものです。
カトリックは新郎新婦のどちらかが信者であることが原則ですが、プロテスタントは信者でなくてもかまいません。
じゃあ見た目がステキな教会だから挙式したいって思っても、ダメなことがあるんだ!
そう…祈りの場としては誰でも入れるけれど、結婚式場となると制限のかかるところがあります
ホテルや専門式場で教会式ってあるじゃない?
あれはなに?
ホテルや専門式場にあるのは、教会ではなくてチャペル(礼拝堂)です。
教会構内にある礼拝空間を聖堂というのに対して、教会が所有しない礼拝空間をチャペル(礼拝堂)といいます。
だからホテルや専門式場にあるんですね。ほかに病院や学校にあることも。
じゃあ牧師さんはいないのね…
いいや、派遣牧師さんがきてくれるよ
だから単なる教会のまねごと結婚式ではないんだょ
教会式の式次第
教会の席次
教会の進行例
参列者入場
バージンロードを踏まないように入場し、聖壇に向かって新婦側の参列者は左、新郎側は右の着席します。
新郎入場
オルガンが演奏され、新郎が牧師(神父)とともに入場します。
新郎は聖壇の右手前で立ち、入り口側をむいて新婦を待ちます。
開式宣言
牧師(神父)が式の開始を告げます。
新婦入場後におこなわれる場合もあります。
新婦入場
新婦が父親とヴァージンロードを通って入場。
新婦は右手を父親の左腕にかけ、左手にはブーケを持ちます。
父親は新婦を聖壇の前で新郎に引き渡し、一礼します。
讃美歌斉唱(せいしょう)
新郎新婦が牧師(神父)の方をむき、新婦の父親が左後方新婦側の席に着いたら、牧師(神父)の合図で列席者は起立して、二人を祝福する讃美歌を斉唱します。
歌詞カードはあらかじめ用意されています。
斉唱(せいしょう)って、合唱とはちがうの?
ちょっとこまかい話になるけど、各パートを受け持って歌うのが合唱
一斉に同じ旋律を歌うのが斉唱♪
聖書朗読・祈り
牧師(神父)が聖書の一節を朗読し、結婚や愛についての教えを説き、祈りを捧げます。
列席者は着席して拝聴します。
結婚の誓約
牧師(神父)が新郎新婦へ結婚の誓約を問います。
「はい、誓います」と答え永遠の愛を誓います。
ベールアップ
新郎が新婦のベールをあげ、誓いのキスをします。
ただしキスは指輪交換のあとにおこなう場合もあります。
指輪の交換
手袋を取り、牧師(神父)から指輪をうけとり、新郎新婦はそれぞれお互いの左手薬指に指輪をはめます。
結婚の宣言
牧師(神父)はふたりの右手を重ね合わせ、その上に自分の手を置いて祝福し、結婚が成立したことを宣言します。
結婚誓約書の署名
新郎・新婦の順に結婚誓約書に署名し、牧師(神父)が結婚成立の宣言をします。
讃美歌斉唱
列席者全員が起立し、結婚成立を祝う讃美歌を斉唱します。
牧師(神父)はイエスキリストに祈りをささげます。
新郎新婦退場
新郎新婦が向かい合うように参列者の方へ向きを変え、腕を組んで退場。
牧師(神父)は式の終了を宣言します。
「神父」と「牧師」のちがいって何?
神父と牧師のちがい
神父は、カトリック教会の聖職者の敬称で「神父さま」と呼ばれています。正式な職名は「司祭」です。
牧師はプロテスタント教会の教職者をあらわす職名です。
教会式挙式Q&A
参列できるのは?
親・親族・友人など、出席してほしい招待客にはほぼ出席してもらえます。
教会によっては、信者が讃美歌斉唱・オルガン演奏・花嫁の世話などを手伝ってくれたり、お祝いの参列をすることもあります。
衣裳は制限がある?
女性は白のウェディングドレスとベール、男性はタキシードやモーニングなどになります。
街の教会はお祈りのための神聖な場所なので、ビスチェなど露出の多いドレスは本来NGです。
教会での挙式料はどうやって渡すの?
教会で挙式した時は、挙式料は表書きを「献金」として白い封筒に入れて、両家の連名で渡します。
挙式料の相場は、牧師(神父)やオルガン奏者などへのお礼を合わせて10~30万円です。
献金とは別に、牧師へ白封筒に「御礼」と表書きをして1~2万円渡すこともあります。
街の教会で式を挙げるには?
まずは電話で問い合わせたり、礼拝に参加して教会の担当者に相談してみましょう。
カトリックでは信者でない場合、事前に結婚についての心構えについて学ぶ結婚講座に通うことで挙式できる教会もあります。
結婚式用の施設ではありませんので、着替え場所が不十分であったり、写真撮影が禁止の可能性もあります。
いずれにしても、教会の方針に従った式になります。教会は結婚式場ではないので、わがままは厳禁です。
事前によく相談して、判断しましょう。
そのほか気をつけることは?
これは招待された側の注意点ですが…バージンロードは踏まない
バージンロードはここを歩く新郎新婦や親族の人生をあらわしています。
列席者はバージンロードを横切ったり、踏んだりしないように気をつけましょう。
入場したら速やかに着席して、新郎新婦が入場するのを待ちます。
教会式にはいろいろな演出がある
バージンロードを歩く
教会式では一番人気ですね。
父親が新婦をエスコートして新郎のところまで送る…のが定番ですが、父親がいない時には兄弟でも親族でもイイのです。
最近では、新郎が入場する時に母親と一緒に…なんて演出をするケースもあります。
介添え人
媒酌人の役割とは別に新婦には「ブライズメイド」、新郎には「アッシャー」という介添え人をつけることができます。
ブライズメイドもアッシャーも挙式当日は、新郎新婦の身の回りの世話をするのが役割ですが、準主役のような華やかな位置づけにもなります。
介添え人は、友人やきょうだいの中で未婚者がなります。
したがってとても仲の良い友人や、きょうだい・いとこなどにお願いすることになります。
下の写真は、4人のブライズメイドと2人のアッシャーがいますね。
ドレスやスーツをお揃いにして、雰囲気もいっそう華やかになっています。
子どもに手伝ってもらう
きょうだいの子や友人の子など、子供が登場すると場がとてもなごみます。
フラワーガール
新婦が入場する際、女の子がバージンロードに花びらをまいて先導する役割です。
ベールボーイ、ベールガール
新婦の後ろをついて歩き、新婦がドレスのベールを踏まないように持って歩くのが役割です。
ひとりの場合も、二人の場合もあります。
リングボーイ、リングガール
指輪交換の時に、指輪を二人の元に届ける役割です。
もともとは指輪を置いたリングピローを歩いて届ける形なのですが、男の子がおもちゃの車に乗って運んだり、1歳前後の赤ちゃんが歩行器で届けるケースもあります。
フラワーシャワー、ライスシャワー
新郎新婦が退場する際に、参列者が花びらや米粒で祝う演出です。
花びらは魔物から二人を守り、米は子孫繁栄を願う意味があります。
教会式って、あこがれの演出がいっぱい!
ワクワクしちゃう~💕
杏ちゃん、いろいろ迷ってますね~